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トリトンカフェより |
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路上駐車はダメだけどなんか絵になった。 |
私の若い頃は洋服屋さんをブティックって言ってて、そこにはハウスマヌカンさんがいた。
今や、ショップ店員って言う人。ショップスタッフかな?
会社帰り、チラっとウィンドーに飾られてる洋服をカッコイイなー。と眺めるだけの高そうなお店に、何を思ったかふらりと足を踏み入れた。
当時私にはすんごい高そうと思ってたけど、中に入れば到底買えないっていう訳でもない頑張れば手が届きそうな価格帯の洋服も売っているお店だった。
店員さんが勧めるのは、私が気にいった洋服よりマークもしてなかった白いサマーセーター。シンプルだけどこかこだわって作ってるらしい。鎖骨らラインが絶秒に女らしく見えて、いやらしくない透け感で。
洋服屋さんって見たいだけなのに声を掛けられるのは結構ストレスになるのに、その店のその店員さんはなぜかすんなり話を聞きいれた。
試着を・・・・って言われて、試着したらお買い上げって雰囲気になるので躊躇したけど
「洋服は試着しなければわからない。自分の好みも大事だけど、似合うってことも重要」とか言われながら、気がつけばフィッティングへ。
鏡に映った私は自分で言うのもおこがましいけど、上品でかわいく見える。
「買わなくてもいいからね。次これ着てみて」と何着か勝手に持ってきて、普段の私には選ばない洋服とっかえひっかえ着てみた。
その店員さんは、洋服屋さんなのにおしゃれでもない男性。今思い出せばおねぇ系だっかも?
結局、私はそのお店でお買い上げ。でも、私の懐具合も知ってるかのように「もう買わないでいい」とストップまでかけてくれる。
そこの洋服を着て過ごした一日は、結構気持ちが前向きになっていい事が起こる。
人生における転機もここの洋服を着た時。
友人も連れて行き、皆であの人すごいねーって買い物帰りのお茶の時間に話してたけど、しばらく経ってあの店員さんはいなくなってしまった。
今。片づけるぞーって前にエントリーしましたが、洋服を整理していて。ここの服はまだ持ってたので娘にいる?って聞いたら、着ると。
このエピソードを話したら、私にもそんなアドバイス屋さんがいたらなぁーって。
あの店員さんの洋服の愛し方と
審美眼はすごかったぁー。
自信が得られる服を身につけて堂々と振舞えてアクティブに過ごせたって経験はよかったなぁーと思う。大丈夫って背中を押してくれる感じ。
出掛ける前に時間がないと適当に選んで出掛ければ、その日はあまり楽しくはないよ。って娘には話してる。
でも、最近のって言うか、結婚してからの私はご近所はもはや適当(笑)説得力ないなぁー